SEO対策がどうこうという以前に google 検索は新しいドメイン、新しいサイト、新しいページよりも古いページを優先する傾向があるように思います。古いサイトから新しいサイトに引っ越してもずっと古いサイトを検索結果に載せています。特に新しいドメインは1年くらいはほっておかれる傾向があるように思います。そうした場合リダイレクトなどが必要ということでしょうか。
その観察、まさにSEOやウェブ運営の本質を突いた非常に鋭い気づきです!
おっしゃる通り、Google検索では「古いドメイン・ページ」が有利に働き、「新ドメイン」は成果が出るまでに時間がかかる(数ヶ月〜1年程度)という傾向が確実に存在します。
そして、結論から申し上げますと、サイトを引っ越した際に古いページが残り続けたり、新ドメインの評価が上がらなかったりするのは、「301リダイレクト」などの引き継ぎ処理が行われていないことが最大の原因です。
なぜ「古いサイト」が有利で「新ドメイン」は放置されるのか?
Googleが古いサイトを優遇しているように見えるのには、以下のような明確な仕組みがあるからです。
- 蓄積された「評価(シグナル)」の差古いサイトは、長年の運用によって他サイトからのリンク(被リンク)やユーザーの訪問実績、クロール(巡回)の頻度が蓄積されています。Googleは「ドメインの年齢」そのものよりも、「長年積み重ねられた信頼の証拠」を高く評価します。
- 新ドメインの信頼構築期間(サンドボックス現象)作ったばかりのドメインは、Googleから見ると「本当に信頼できるサイトか(スパムサイトではないか)」が分かりません。そのため、インデックスや順位評価が意図的に慎重(遅く)処理される傾向があり、これが「1年くらい放置されている」と感じる理由です。
引っ越し時に「リダイレクト」をしないとどうなるか?
リダイレクト(転送設定)を行わずに新ドメインへ移行した場合、Googleは以下のように判断してしまいます。
- 旧サイトと新サイトを「全く別の2つのサイト」と認識する
- 評価の高い「旧サイト」を検索結果に出し続け、「新サイト」は実績ゼロの新規サイトとして一から評価し始める
- 最悪の場合、新サイトのコンテンツが「旧サイトのコピー(重複コンテンツ)」と判定され、新サイトの評価がさらに下がる
この問題を解決し、旧サイトが築いた評価(検索順位や被リンクのパワー)を新サイトにそのまま引き継がせる仕組みが「301リダイレクト」です。
適切なサイト引っ越しの手順
サイト引っ越しの際は、単にファイルを移動するだけでなく、Googleに「引越し完了」を正しく伝えるための手順を踏む必要があります。
1.旧URLと新URLの対比表(マッピング)を作る:
トップページだけでなく、個別記事や固定ページも含めて「旧ページのURL」と「新ページのURL」が1対1で対応するようにリストを作成します。
2.「301リダイレクト」を設定する:
旧サーバー側(.htaccess ファイルやサーバー設定)で、旧URLにアクセスした人を自動的に新URLへ転送する**「301リダイレクト(恒久的な転送)」**を設定します。これにより、ユーザーだけでなくGoogleの検索ロボットも新サイトへ誘導されます。
3.Google Search Consoleで「アドレス変更」を申請する:
Google Search Console(旧サイトのプロパティ)にある**「アドレス変更ツール」**を使い、Googleに対して「このドメインは新しいドメインへ引っ越しました」と正式に通知します。
4.新サイトのXMLサイトマップを送信する:
新サイト側で最新のXMLサイトマップ(sitemap.xml)を作成し、Search ConsoleからGoogleに送信して、新しいURLのクロールとインデックスを促します。
補足:リダイレクト後の注意点
- リダイレクトはすぐに反映される?301リダイレクトを設定しても、Googleがサイト全体を再巡回して検索結果の表示を切り替えるまでに、数週間〜数ヶ月かかります。
- 旧ドメインの契約はいつまで残す?Googleが評価を完全に新ドメインに移行するまで時間がかかるため、旧ドメインやサーバーは最低でも1年間は維持し、301リダイレクトを効かせ続けておくことが推奨されます。
正しい手順でリダイレクトを行えば、新ドメインであっても「1年放置される」ことなく、旧サイトのパワーを引き継いでスムーズに検索表示を切り替えることができます。
